ESTAの適格性に関する質問|回答前の確認・間違えたときの対応
ESTAの「適格性に関する質問」は、ビザ免除プログラムで渡航できるかを確認するための質問です。承認を得るために回答を選ぶのではなく、質問の対象期間と条件を読み、本人の事実に沿って回答します。
このページでは、回答前にそろえる情報、渡航歴の確認、回答を間違えたときの対応、同意事項の読み方を整理します。質問文や画面の順序は変更されるため、米国政府のESTA公式サイトに表示される現行の質問と説明を優先してください。確認日:2026年9月9日。
ESTAの適格性の質問に答える前のチェックリスト
日本語表示で意味を確認し、補足説明も読んでから選択します。次の表は確認の準備用であり、公式質問の全文や回答例ではありません。
| 確認する情報 | 手元で確かめること |
|---|---|
| 過去の米国渡航・ビザ申請 | ビザの拒否、入国拒否、入国申請の取り下げ、滞在期限超過などの有無。過去の通知や渡航記録を確認する |
| 渡航歴・国籍 | 訪問・滞在した国と日付、現在保有する国籍。パスポートを更新した場合は旧旅券や旅程の記録も確認する |
| 健康・薬物・犯罪歴など | 画面の質問が対象とする条件と本人の状況を照合する。病名や出来事の呼び名だけで回答を決めない |
| 今回の渡航目的 | 観光、商談などの予定を整理する。米国内での就労など、ビザ免除の対象外となる活動がないか確認する |
「家族全員が同じ回答になる」「以前承認されたので今回は確認しなくてよい」とは限りません。家族分をまとめて手続きする場合も、一人ずつ本人の履歴を確認してください。
病気や逮捕歴があれば、必ず「はい」になる?
質問の条件を読まずに、一律には判断できません。健康に関する質問は、単に持病の有無だけを聞いていると解釈しないでください。また、犯罪歴などの判断を「軽い違反だから問題ない」「昔のことだから申告不要」と自己判断することも避けましょう。
質問の意味と自身の状況を照合しても判断できない場合は、提出前にCBPの問い合わせ窓口で確認してください。個別の入国資格やビザの判断が必要な場合は、米国大使館・領事館の案内や米国移民法の専門家への相談が必要です。
渡航歴は「国名」と「日付」を分けて確認する
米国国務省が公表しているビザ免除プログラムの制限では、次の渡航・滞在歴が対象です。
- 2011年3月1日以降:北朝鮮、イラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンへの渡航・滞在。
- 2021年1月12日以降:キューバへの渡航・滞在。
これらには外交・軍務等に関する限定的な例外があります。また、キューバ、北朝鮮、イラン、イラク、スーダン、シリアの国籍も持つ方に関する制限は、渡航歴の条件とは別です。対象となる方は原則としてビザが必要です。詳しくは米国国務省のビザ免除プログラム案内で確認してください。
この制度説明をそのまま申請画面の回答に置き換えず、画面に表示される質問の期間・国名・追加質問を確認します。例えば、旅行した年の記憶が曖昧な場合は、航空券の予約記録や旧旅券を調べてから回答しましょう。
「はい・いいえ」を間違えたときの対応
まだ提出していない場合
確認画面で回答を見直し、編集できる段階なら訂正してから先へ進みます。本人の情報、渡航歴、適格性の回答をそれぞれ確認し、チェック欄の選択だけで作業を終えないようにしてください。
提出後・支払い後に気づいた場合
まず公式サイトで既存申請の状態を確認します。適格性の回答ミスを、メールアドレスや滞在先住所と同じように簡単に変更できると考えないでください。変更できる項目には制限があります。
- 申請番号、提出日時、間違えた質問、選択した回答、正しい事情を整理する。
- CBPの申請間違いに関する案内を確認する。
- 適格性の質問の誤回答について、CBPに問い合わせて対応を確認する。
承認される回答を探して再申請を繰り返したり、事実と異なる回答に変えたりしないでください。本人確認情報は公式窓口の指示に従って提供し、このサイトのコメント欄などには書き込まないでください。
旅券番号などの入力ミスを含む全体の確認方法は、ESTAの申請内容確認・入力ミスへの対応にまとめています。
渡航認証拒否になった場合
ESTAの拒否は、米国ビザを申請できないという意味ではありません。CBPは、事情が変わらないまま再申請しても承認につながらない旨を案内しています。CBPの拒否に関する案内を確認し、必要なビザの手続きは米国大使館・領事館で確認してください。訂正や問い合わせによる承認・出発日までの解決は保証されません。
権利放棄・申請内容の証明は、内容を読んで確認する
申請中に表示される権利放棄や申請内容の証明は、単なる入力確認ではありません。入国時の手続き、申告内容の正確性などに関わるため、申請時点の全文と例外規定を読み、理解してから同意します。
古い日本語訳や画面画像だけを見て同意しないようにしましょう。意味を理解できない部分がある場合は、そのまま提出せず公式窓口等に確認してください。
家族や第三者が代理で入力する場合
入力担当者が、自分の履歴を回答していないか確認します。申請者本人の情報と回答を確認し、代理申請に関する画面の説明に従ってください。子どもの申請では、保護者が内容を確認したうえで、該当する証明・同意事項を読みます。
適格性の質問についてよくある疑問
すべて「いいえ」なら必ず承認されますか?
回答の組み合わせだけで承認を保証することはできません。事実に基づいて申請し、公式サイトで結果を確認してください。ESTA承認後も、実際の入国可否は入国審査で判断されます。
前回の申請をそのまま参考にしてよいですか?
入力漏れを確認する参考にはできますが、その後の渡航、ビザ申請、本人の状況の変化を確認する必要があります。質問文も現行画面で読み直しましょう。
確認が終わったら何をしますか?
申請全体の確認に進み、申請者情報と回答が正しいことを確認してから、画面の案内に沿って支払い・結果確認を行います。ESTAの申請状況・審査結果の確認方法も参照してください。
