パスポートの更新手続きの方法を教えて!【2023年最新】
パスポートには有効期間が5年と10年の2種類ありますが、ほとんどの方が10年有効パスポートを選んでいます。
そのためパスポートの更新が10年に1回の手続きとなると、手続き方法をどうしても忘れてしまいます。。
当サイトではパスポートの更新を簡単に手続きできるよう、わかりやすくご紹介します。
パスポートの更新手続きができる対象者って?
パスポートは一度取得すると5年または10年間有効で、有効期間が過ぎると失効して使用できなくなります。
パスポートが失効する前に,
更新手続き行わなければなりませんが、パスポートの更新できるタイミングは定められており残りの有効期間が1年未満となった方が、更新手続きを行えます。
パスポートの有効期間は個人情報のページに記載されていますので、旅行に行かれる前に残りの有効期間がどれくらいあるか確認してください。
またあまり周知されていませんが、アメリカ(ハワイなども含む)、台湾、香港、韓国、シンガポール、ヨーロッパ諸国など人気の渡航先でも入国時に6か月以上パスポートの有効期間が残っていない入国を認めないなど、入国時の条件としてパスポートの残り有効期間が定められています。
そのため残りの有効期間が1年未満の場合は、必ずパスポートの更新を行ってから渡航することをおススメしています。
パスポートの有効期間が切れ、失効した方は下記ページをご覧ください。。

パスポートの更新手続きのどこでできるの?
パスポートの更新手続きは住民票に記載されている市町村の窓口またはオンラインで行う事ができます。
各市町村のパスポート窓口については全国のパスポート窓口一覧にてご確認ください。
通学や単身赴任など特別な理由がある場合、住民票とは別のパスポート窓口でも申請が認められることがあります。
詳細は居所申請についてのページをご覧ください。
また以前まで更新手続きは窓口のみでしたが、2023年3月からパスポートの更新手続きをオンラインで申請できるようになりました。
混雑する申請窓口に並ぶ必要もなく、手数料の支払いもクレジットカード決済の導入され、更新手続きをスムーズに完了できます。
オンライン更新手続きの申請方法は下記リンクで詳しくご紹介しています。
パスポートをオンラインで更新:マイナポータルでカンタン申請!
パスポートの更新手続き方法と必要な書類って?
パスポートの更新手続きを行うにあたり、3つの書類が必要です。
(申請者によっては4つになる場合あり)
上記3点の必要な書類について詳しくご紹介します。
※上記以外に住民登録をしていない単身赴任先や、就学先等の都道府県で申請される方などは住民票の写しが必要となる場合があります。
詳細は「パスポート申請時の住民票の写しの提出について」をご覧ください。
(1)一般旅券発給申請書(切替) 1通
一般旅券発給申請書は2種類あり、「5年有効なパスポート申請」と「10年有効なパスポート申請」があります。
(注)18歳未満の方は、5年有効なパスポートしか申請できません。
(2022年4月以降、民法上の成年年齢が引き下げにより18歳以上から10年有効なパスポートも申請が可能となりました。)
パスポートの更新手続きの正式名称は「切替発給」と言います。
パスポートは複製防止の観点から、現在使用しているパスポートの期限を延長するのではなく、新しいパスポートに”切替わる”手続きになるからです。そのため、提出書類や案内が「切替発給」となっていますのでご注意ください。
パスポートを5年か10年にするか迷っている方はコチラの記事をご覧ください!
パスポートの申請に必要な「一般旅券発給申請書」につきまして、都道府県によってはパスポート窓口以外にも役所や役場、市民センター等で配布しておりますので、お住まいのパスポート窓口にお問い合わせください。
※パスポート申請書のダウンロードについて
パスポートの申請に必要な「一般旅券発給申請書」は外務省のサイトからダウンロードして、申請できるようになりました。
ネットでパスポートの申請書をダウンロードする方法って?にて申請書のダウンロードができるサイトや方法などご案内しております。
ダウンロード申請書はA4用紙に倍率100%(縮小・拡大は行わない)片面印刷(裏面は白紙)で、折らずにパスポート窓口に持参しなければなりません。
用紙や印刷の状態によっては受付されない場合もありますので、詳細はパスポートの申請書をダウンロードする方法でわかりやすく解説しています。
(2)パスポート申請用の証明写真 1枚
パスポートに使われる写真は、サイズ用件だけでなく、表情やメガネ・髪型についてもガイドラインがあり、要件を満たしていないと撮り直しが求められます。
証明写真機で撮影しても問題ありませんが、不安を感じる方はフォトスタジオやカメラショップなどで、プロにお任せすることをおススメします。
またパスポートは5年・10年使いますので、申請用の写真は渾身の1枚をご提出ください。
▼パスポート写真の規格と見本▼
(外務省HPより)
・縦45ミリメートル×横35ミリメートルの縁なしで、無背景(無地で淡い色)の写真。
・申請日前6カ月以内に撮影されたもの。
・無帽で正面を向いたもので、頭頂からあごまでが34±2mmであるなど申請書に記載されている規格を満たしていること。
・写真の裏面には申請者の氏名を(表面に文字が浮かび出ないよう筆圧に注意して)記入してください。
(注)ご記入の際は表面にインクがにじまないように、また凸凹が出ないようにご注意ください。
(3)有効期間中のパスポート
有効期間が残っているパスポートを引き換えに新しいパスポートが発券されます。
またパスポートの更新手続きは、有効期限が残っていても新しいパスポートに残り期間は加算されませんので、ご注意ください。パスポートの必要残存有効期間って?
※古いパスポートや失効となったパスポートについて、パスポート窓口で処理が必要です。
パスポートを紛失してしまった際の手続きは以下のリンクよりご覧ください!
※住民票の写しの提出を求められるケース
数年前までパスポートの申請時に住民票も提出が必要でしたが、現在は原則不要となりました。
但し、
- 住民票と現住所が異なる場所で申請する場合(居所申請)
- 申請前(1週間程度)に引っ越しを行い、住民登録が変更して間もない場合
- 休日(土曜日・日曜日)窓口で申請を予定している場合 ※
※役所やサービスセンターと併設されているパスポート窓口で、休日も役所のシステムが稼働している窓口は提出不要です。
休日窓口で申請する場合、住民票の提出を求められるケースがありますので、事前に申請予定の窓口へご確認ください。
住民票の写しを提出する場合は、必ず申請日から6カ月以内に作成されたものを提出してください。
窓口でパスポートの更新手続きをする
上記申請用の書類を全部そろえ、住民登録がある市町村のパスポート窓口で更新手続きを行ってください。
パスポート窓口は月曜日等の休日明け、金曜日の窓口は特に混雑します。
また年末年始、春休み期間中、ゴールデンウィーク、夏休み・お盆は窓口の混雑が予想されますので、時間に余裕を持って行くことをおススメします。
パスポートは更新手続きから受取までおおよそ1週間程度(土・日・休日を除く)必要となります。
旅行に出かけられるまでに余裕をもったスケジュールでご調整ください。
●未成年者(18歳未満の未婚者)がパスポートを申請する場合
未成年者が新しくパスポートの更新手続きを行う場合、申請書裏面の「法定代理人署名」欄に保護者の方が必ず署名しなければなりません。
保護者が同居しておらず遠隔地に在住しており、申請書に署名ができない場合には、保護者の方の署名が入った同意書を提出する必要があります。
その他の理由で保護者から署名を得ることができない場合は、申請予定のパスポート窓口にご相談ください。
●申請書の代理提出について
パスポートの更新手続きを代理で代表者が、家族全員分まとめて行う場合でも、それぞれの申請書に申請者本人が記入しなければならない事項がありますので、本人が記入の上、パスポートの更新手続きに必要な書類とともにパスポート窓口へ提出してください。
また代理人の提出は、本人確認書類が必要となりますので持参してください。
代理人のパスポートの更新手続きについての不明点は各都道府県のパスポート窓口にご相談ください。
また、代理人が手続きが行った場合でも、申請内容で本人による確認を求められた場合は、必ず本人が窓口に出向かなければなりません。
窓口にてパスポートを受取る
パスポートを受取時には以下のものを用意し、必ず本人が交付窓口で受け取らなければなりません。
交付窓口では代理人の受取を認めておらず、申請者が赤ちゃん・幼児であっても必ず本人が交付窓口で受取ってください。
(1)申請の時に渡された受理票(受領証)
(2)手数料(収入証紙及び収入印紙) ※
※手数料は収入印紙と都道府県の収入証紙を購入し貼り付けて提出します。(現金払いのみ)
となっています。
パスポートの種類 | 合計 | 内訳 | |||
---|---|---|---|---|---|
収入印紙 | 都道府県 | ||||
一般旅券発給 | 10年旅券 | 申請日に18歳以上 ※ | 16,000円 | 14,000円 | 2,000円 |
5年旅券 | 申請日に12歳以上 ※ | 11,000円 | 9,000円 | 2,000円 | |
申請日に12歳未満 ※ | 6,000円 | 4,000円 | 2,000円 |
パスポートの手数料についてや販売場所など詳しくはコチラから
手数料の支払いが完了すれば、窓口でパスポートを受取ることができます。
申請書類に不備があった場合は、申請が受理されないケースもありますので、余裕をもったスケジュールで更新手続きを行うようにしてください。
●無効となったパスポートの処分について
パスポートは国の公文書であるため所有権は国にあり、名義人はこれを所持し、法律の範囲内での使用が認められています。
そのため新しいパスポートが発行された場合、古いパスポートは国へ返納しなければならなりません
ただ古いパスポートを記念に残したい方は“VOID"という失効処理を行えば「国への返納を行った」とみなされ、持ち帰る事ができます。
更新前のパスポートは無効処理(VOIDの印字処理)後、ご自身で処分されるか、パスポート窓口で処分を依頼するようにしてください。
※パスポートには多くの個人情報が含まれておりますので、無効となったパスポートを処分される場合はシュレダーにかけるなどをして廃棄してください。

令和2年2月4日以降、各パスポート窓口で申請し交付されるパスポートが新型の「2020年旅券」に変わりました。
2020年以降の旅券はIC内の個人情報の不正読取り等を防ぐ機能の強化、偽造防止能力を高めるため、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」をデザインされています。
以上でパスポートの更新手続きについてのご案内は終了ですが、パスポート受領後、すでに渡航先や滞在期間が決まっている方は、
アメリカ(ハワイ州も含む)に渡航を予定されている方 ⇒アメリカ電子渡航認証システム「ESTA」
3ヵ月以上の滞在を予定している方 ⇒在留届電子届出システム「ORRnet」
の登録が必要です。
また、ビザの申請が必要な国へ渡航される方は各大使館・総領事館窓口へ申請する必要があります。
外務省が運営する
外務省海外旅行登録「たびレジ」というサービスがあります。
「たびレジ」は海外旅行や海外出張される方が、旅行日程・滞在先・連絡先などを登録すると、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡などが受け取れるシステムです。
メールの宛先として、ご自身のアドレス以外にご家族や職場のアドレスも登録できます。
パスポートの更新(切替発給)Q&A
Q.パスポートの更新の料金(手数料)はいくらかかりますか?
A.パスポートの更新(新規と同様に一般旅券発給申請)にかかる料金(手数料)は、5年、10年とパスポートの種類によって異なります。
詳細につきましては、本ページ内のパスポート発行にかかる手数料をご覧ください。
Q.パスポートの更新手続きからどれくらいの期間で受け取れますか?
A.パスポートの申請から受領まで、1週間程度(土・日・休日を除く)で受け取ることができます。
受け取りには必ず本人がパスポートを申請した窓口へ行く必要があります。
Q.パスポートの更新手続きに必要な書類はどのようなものですか?
A.一般旅券発給申請書、パスポート用の写真、有効旅券(有効期間中のパスポート)が必要となります。
詳細につきましては、本ページ内のパスポートの更新申請に必要な書類をご覧ください。
Q.以前パスポートを発行し、有効期間が過ぎたものを持っていますが更新(切替発給)できませんか?
A.できません。有効期間が過ぎた場合、新規発行と同じ手続きが必要となります。
詳細はパスポートの更新を忘れて失効した時の手続き方法って?のページをご覧ください。
Q.パスポートを紛失してしまったのですが、再発行をお願いできますか?
A.できません。
犯罪などに使われ巻き込まれる危険性もありますので、まず紛焼失届出を出した後、新規発給申請を行う必要があります。
また紛焼失届出を提出後パスポートが見つかったとしても、使用することはできませんのでご注意ください。
Q.有効期間内のどれくらい前から更新(切替発給)手続きができますか?
A.残存有効期間が1年未満となったときから、窓口にて更新手続きが可能となります。
Q.旅行予定期間中にパスポートの有効期間が切れてしまいますが大丈夫ですか?
A.パスポートは世界で通用する"身分証明書"ですが、旅行先の国、あるいは旅行の目的によっては、パスポートの他にその国に入国するためのビザ(査証)が必要になります。
ビザとは旅行先の国が、訪問を希望する人のパスポートの有効性や訪問目的、滞在期間、入国の適格性などを審査した上で、訪問させても差し支えないと判断した場合に発行する"入国推薦状"のようなものです。
また国によっては、入国時又はビザの申請時に、パスポートに一定以上(3か月から6か月程度の場合が多い)の有効期間が残っていることが条件とされている場合があります。
長期滞在を予定している場合には、滞在予定期間より長い残存有効期間を要求されることもあります。諸外国の出入国管理については、国ごとに政策が異なること、国際政治情勢や内政事情等により予告なしに突然変更されることがあるため、渡航先の国の最新情報については、日本にある各国の大使館等に確認されることをお勧めします。
入国時にパスポートの残存有効期間が6か月必要な国に行こうとしているときに、あなたのパスポートの有効期間が5か月しか残っていない場合は必ずパスポートの更新(切替発給)を行ってください。
Q.パスポートの申請時に必要な官製ハガキが届きません。
A.現在では不要です。
パスポートの申請時に、以前は郵便はがきを申請者の住所地に送付し同一性を確認する方法をとってきましたが、平成21年3月に廃止されました。
パスポートの申請時にパスポートの受理票が発行されますので、パスポートの受領時にはその受理票と手数料をご持参ください。
Q.パスポートの有効期間が1年以上ありますが、更新手続きを行う事はできますか?
A.原則、パスポートの有効期間が1年未満となった場合に更新手続きを行う事ができますが、留学や海外赴任など長期にわたり滞在の予定がある場合、一定の条件を満たしており、またパスポートの更新時にビザ申請や渡航など予定表等を提出を行えば承認される場合があります。
どのような書類が必要か、詳細につきましては申請予定のパスポート窓口に一度ご相談ください。
また、渡航先の日本大使館でもパスポートを更新することも可能です。
Q.パスポートを申請後、不要になったのでキャンセルはできますか?
A.キャンセルできません。
「申請後やむを得ない事情(病気、事故など)のため渡航を中止する場合でも、原則として旅券は受領しなければならない。」
申請取り下げは原則として認められないとされております。
パスポートの発行日から6か月以上過ぎてしまった場合、自動失効する為受取ができなくなりますが、パスポートの申請者は旅券法第20条に基づき手数料の納付が義務づけられており、パスポートを受領しない場合は手数料が未納扱いとなります。
次回新たにパスポートを申請する際、受領しなかった具体的理由を「未交付失効旅券届出書」に記入の上、提出が必要になるなど手間が増えます。
今回は必要ないかもしれませんが、パスポートは5年または10年間有効のものになりますので、期日内に受け取って、保管しておくことを強くオススメします。