パスポートの申請に印鑑(実印など)は必要?訂正印は?
パスポート窓口へ持参する持ち物についてよくある質問で、
「パスポートの申請あたり、窓口へ印鑑(実印など)の持参は必要か?」
とよくご質問いただきます。
結論を申し上げると、特定の場合を除き印鑑(実印など)は不要です。
場合によっては必要となる場合もありますので、印鑑が必要なケースと不要なケースを詳しくご紹介します。
パスポートの申請で印鑑が不要なケース
パスポートの申請時に申請者本人が署名する場合は、原則印鑑が不要です。
また申請者本人だけでなく、署名が難しい乳幼児のお子さんに変わって両親が代筆される場合も印鑑は不要となります。
- 申請者本人が署名する場合
- 申請者が乳幼児のため署名困難で、代筆を法定代理人が記入する場合
パスポートの申請で印鑑が必要なケース
パスポートの申請時に必要な本人とわかる書類を”印鑑登録証明書”で行う場合、登録されている印鑑の押印が必要です。
※本人とわかる書類を免許書などで行えば印鑑は不要です。
また身体障害者の方で本人の署名が困難のため、ご両親など法定代理人以外の方が記入する場合は印鑑が必要となります。
- 本人確認を”印鑑登録証明書”で行う場合
- 身体障害者の方が署名が困難のため、法定代理人以外が記入する場合
パスポートの申請書類で訂正印が必要なケース
上記で申請時に印鑑が必要となるケースをご紹介しましたが、よくある問い合わせで一般旅券発給申請書など申請に必要な書類で間違いがあった場合「訂正印の押印は必要か?」があります。
結論を申し上げると「一部特定箇所で誤まりがあった場合は訂正印が必要」です。
訂正印が必要となる箇所として、
- 氏名のフリガナ等、訂正することでパスポートの記載に変更が生じるもの
- 「刑事罰等関係」欄
- 申請書裏面の「申請者署名」欄
- 「法定代理人署名」欄
上記箇所を訂正する場合、申請者の訂正印(または拇印)が必要となります。
但し「所持者自署欄」は訂正できませんので、書き直しが必要です。
パスポートは世界で通用する身分証です。
誤りや虚偽の申請を行うと、旅券法及び刑法によって処罰される場合もありますので十分にご注意ください。
パスポート申請時の必要なものまとめ
⇨パスポート申請時に必要なものと申請方法
⇨パスポートの申請に印鑑(実印など)は必要?訂正印は?
⇨子供・乳幼児のパスポート申請に必要なもの・書類、申請方法