住民票の住所と現住所が違うけどパスポートの申請はできる?必要な書類は?
『パスポートって、住んでいない別の県でも申請はできる?』
『住民票が現住所と違うけど、今住んでいる場所の近くの窓口で申請はできる?』
パスポートは原則、住民登録がある地域の窓口で申請を行いますが、特別な理由がある場合は、他県の窓口でパスポートの申請手続きを行うことができます。
本ページでは、住民票と現住所が違う場合、どのようなケースでパスポートの申請ができるか、申請に必要なものなど詳しくご紹介します。
住民票の住所と現住所が違うけどパスポートの申請はできる?
住民票の住所と現住所が異なる場合、一定の要件にあてはまっていれば現住所の地域にあるパスポート窓口で申請を行うことができます。
これを「居所申請」といいます。
居所申請は、どのようなケースで認められるのでしょうか。
地元と離れた学校に通う学生や、単身赴任者のような、
- 住民登録が他の都道府県にある
- 一定期間(一か月以上)、現住所に住んでいる
上記を要件を満たしている方が居所申請の対象となります。
通学の為に寮生活や一人暮らしをしている学生や、単身赴任で一時的に住民登録とは異なる都道府県にお住まいの方が、居所申請を利用されています。
パスポートの居所申請に必要な書類って?
住民登録と現住所の都道府県が異なる場合、住民登録のデータが共有されないため、パスポートの居所申請では通常の申請よりも必要な書類が増えます。
住民登録とは別の都道府県でパスポートの申請・更新手続きを行う場合、以下の書類を準備してください。
- 一般旅券発給申請書(5年または10年) 1枚
- 戸籍謄本(全部事項証明書、6か月以内) 1枚
- パスポート申請用の写真 1枚
- 運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類
- 住民票 1通 (6カ月以内に発行されたもの)
- 現住所を確認できる資料
パスポート窓口へ行く前に、今お住まいの地域の役所で「戸籍謄本」「住民票の写し」を事前に受取ってからお越しください。
現住所を確認書類は「勤務先が発行した居所証明書」や「写真付き学生証または在学証明書」などがあります。
上記の提出が難しい場合は、申請予定のパスポート窓口へご相談ください。
パスポートの居所申請でかかる手数料が知りたい!
パスポートの居所申請でかかる手数料は通常の申請手数料と同じで、追加で手数料を徴収されるようなことはありません。
パスポートの種類 | 合計 | 内訳 | |||
---|---|---|---|---|---|
収入印紙 | 都道府県 | ||||
一般旅券発給 | 10年旅券 | 申請日に18歳以上 ※ | 16,000円 | 14,000円 | 2,000円 |
5年旅券 | 申請日に12歳以上 ※ | 11,000円 | 9,000円 | 2,000円 | |
申請日に12歳未満 ※ | 6,000円 | 4,000円 | 2,000円 | ||
残存有効期間同一 | 6,000円 | 4,000円 | 2,000円 |
※18歳未満の未成年者は有効期間が5年のパスポートのみ申請可
Q.別の県に住民登録があるけど、夏休み期間中に地元でパスポートの申請はできる?
夏休みなどの長期休暇で親元へ帰省中に、地元でパスポートの手続きも終わらせておきたい方もいらっしゃるのでは。
窓口によって認められない場合もありますが、ほとんどの窓口で申請を受け付けています。
その場合、現住所と帰省先の住所が確認できる書類を追加でご提示ください。
- 一般旅券発給申請書(5年または10年) 1枚
- 戸籍謄本(全部事項証明書、6か月以内) 1枚
- パスポート申請用の写真 1枚
- 運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類
- 住民票 1通 (6カ月以内に発行されたもの)
- 現住所と帰省先の住所が確認できる資料
※提出した住民票に記載されている前住所や、本籍地で帰省先の住所が確認できる場合は、学生証を窓口へ提示すれば証明書として認められます。
以上が、居所申請についてのご案内でした。
また、2023年4月からパスポートの更新手続きがオンラインで申請できるようになりました!
現在はすでにパスポートをお持ちの方を対象とした、更新手続きのみですが、2024年度中にすべての申請手続きがオンラインで取り扱う予定です。
更新手続きを予定されている方は、パスポート窓口で居所申請をせずにオンラインで行えるかもしれませんので、ぜひご覧ください。
オンラインの更新手続きの詳細はコチラ