住民票と現住所が違うとパスポート申請できる?居所申請の必要書類【2026年】
住民票は実家にあるけれど、通学や単身赴任で別の県に住んでいる。このような場合は、今暮らしている地域で「居所申請」ができることがあります。ただし、好きな都道府県の窓口を自由に選べる制度ではありません。
申請できる条件と証明資料は申請先で確認が必要です。ここでは、住民票の住所と現住所が違う場合の準備を解説します。確認日:2026年9月5日。
住民票の住所と現住所が違っても申請できる?

パスポートは原則として住民登録のある地域で申請します。住民登録とは別の地域に一定の事情で居住している場合に、その居住先の窓口で行う手続きが居所申請です。
- 学校に通うため、実家と別の都道府県で暮らす学生・生徒
- 単身赴任や長期出張などで一時的に別の地域に住む方
- 海外から一時帰国し、国内に滞在している方
- そのほか申請先の居所申請の条件に該当する方
「1か月住んでいれば全国どこでも申請できる」という一律の条件ではありません。勤務先や学校があるだけで、その地域に居住していない場合も同じ扱いとは限りません。
東京都の居所申請案内、神奈川県の居所申請案内など、実際に申請する地域の公式ページで確認しましょう。
居所申請に必要な書類

通常の新規・更新などに必要な書類に加えて、住民登録と居住先、居住する理由を確認する資料を準備します。次は窓口申請で確認される資料の例です。
| 確認すること | 資料の例 |
|---|---|
| 住民登録 | 申請日前6か月以内に発行された住民票の写し |
| 居所申請をする事情 | 居所申請申出書など、申請先の指定様式 |
| 学生であること | 学生証、在学証明書 |
| 勤務・居住の事実 | 勤務先の証明書、賃貸借契約書、本人宛ての公共料金の請求書など |
上記を全部そろえれば必ず受理されるという一覧ではありません。学生証に居所が記載されているなど、ほかの資料を省略できる場合もあります。書類の組み合わせを先に確認すれば、取り直しを減らせます。
新規申請と更新では通常書類が異なる
初めて取得する場合は、申請書、戸籍謄本、写真、本人確認書類などが基本です。現在有効な旅券を更新する場合は、その旅券を準備します。記載事項に変更があるかどうかでも戸籍資料の扱いが変わります。
戸籍謄本や住民票は、取得できる窓口・広域交付の条件が異なります。「今住んでいる役所へ行けばどの証明書でも取れる」と思い込まず、取得方法を確認してください。
居所申請はオンラインでもできる?
外務省は、通勤・通学のためにマイナンバーカードの記載住所と別の場所に住む方について、居所を管轄する窓口でのオンライン申請を案内しています。ただし、すべての居所申請がオンライン対象ではありません。
たとえば東京都では、通勤・通学理由のオンライン居所申請を案内する一方、一時帰国や出張などは対象外としています。添付する学生証・在職証明・居住資料なども、紙の申請と同じとは限りません。
外務省のオンライン申請FAQと、申請先の居所申請案内を両方確認してください。オンライン申請の準備と流れも参考になります。
居所申請の料金はいくら?

旅券の手数料は、申請する旅券の区分と申請方法に応じます。2026年7月1日以降の国内の通常申請では次の金額です。
- 18歳以上の10年旅券:オンライン8,900円/窓口9,300円
- 18歳未満の5年旅券:オンライン4,400円/窓口4,800円
居所を証明する資料の取得費や写真代、交通費などは別です。残存有効期間同一旅券や未交付失効後の申請など、別の料金区分が適用される場合は料金の詳しい案内をご確認ください。
帰省中に実家の近くで申請できる?

実家がある、本籍がある、帰省中であるという理由だけで、必ず申請できるわけではありません。滞在の事情や継続性、申請先の取扱いによるため、先に窓口へ相談してください。「ほとんどの窓口で受け付ける」と一律には案内できません。
申請ができる場合でも、帰省期間中に受け取れるかは別問題です。交付日と本人の来所が必要な受取場所を確認し、帰省後に再び訪れる必要がないか日程を検討しましょう。
窓口へ問い合わせる前に整理すること
- 住民票のある住所と、現在暮らしている住所
- 居住している理由・期間、今後の滞在予定
- 新規・更新・氏名変更など、希望する申請
- 学生証・勤務先証明・賃貸借契約書など用意できる資料
- 渡航日と、受け取りに来所できる日程
外務省は2026年7月以降の国内申請について、混雑により交付まで約1か月を見込むよう案内しています。居所確認や書類の補正に時間がかかる場合もあるため、交付日についての公式案内を確認し、早めに相談しましょう。
