Q.パスポートは5年?10年? メリット・デメリットを比較

パスポート申請

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パスポートには5年(紺)と10年(赤)と2種類あります。

乳幼児~未成年の場合は5年間有効なパスポートのみとですが、成人の場合は5年(紺)と10年(赤)のどちらかを選択することができます。

パスポートを申請する際、5年と10年のどちらを取得すればよいのか迷われている方もいらっしゃるかと思います。

パスポートを取得される方の目的・渡航頻度によって、どちらを取得するとよいか変わってきますので、今回は5年か10年のどちらが良いか、よくあるケースに基づいて検証いたします。

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5年・10年パスポートのメリット・デメリット比較

パスポート,5年,10年
5年(紺)と10年(赤)とパスポートには2種類あり、20歳以上の成人の場合は5年または10年どちらか選択することができます。
(未成年(20歳未満)の場合は5年間有効なパスポートのみ)

結論から申し上げますと、”数年に1回、年に1回~2回”の旅行や出張で海外に渡航される方は10年パスポートの方がお得です。

10年パスポートがオススメの方

  • 海外旅行は数年に1回、1年に1~2回の方
  • 10年間で考え、安く抑えたい方
  • 申請に行く回数を減らしたい方

10年パスポートがオススメの方:渡航は数年に1回、1年に1~2回の方

パスポート,ビザ
1年~数年に数回程のペースで海外へ渡航される方は、ビザ(査証)のスタンプで査証ページが埋まるようなことが少なく、査証ページが足りなくなってきた場合でもパスポート増補(余白ページ追加)手続きパスポート1冊につき1回だけ、ページ数を5年10年問わず40ページ追加することができます。

10年間で44ページ+40ページとなると、ビザ(査証)も結構な数になりますので、余程のことがない限り10年間有効のパスポートで問題ないかと思います。

10年パスポートがオススメの方:10年で考え安く抑えたい方

10年間有効5年間有効
パスポートの色
手数料16,000円11,000円
ページ数44ページ28ページ

上記のようにパスポートの取得に掛かる手数料は、10年有効パスポートが5,000円高くなっていますが、5年毎に申請手続きを行うよりも10年間で考えると安くなります。

10年パスポートがオススメの方:申請に行く回数を減らしたい方

混雑するパスポート窓口では、申請手続きまで1時間~2時間待ちになり、申請が終わるまで半日掛かってしまいます。

パスポートの申請手続きで休日が半日なくなってしまいますので、10年に1度の方がいいですよね。

では、どのようなケースの場合5年間有効のパスポートが良いのか、ご紹介いたします。

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5年パスポートがおススメの方

海外へよく渡航される方は査証欄が埋まってしまい、増補をすで完了しているパスポートは切替発給手続きが必要になります。

切替発給では有効期間の引継ぎは出来ませんので、渡航が多い方は5年パスポートをおススメします。

▶ケース1 出入国を頻繁に行う予定の場合

パスポート,申請,5年,10年,比較,ビザ毎年、海外へ数多く渡航されていたり、海外出張で頻繁に出入国を繰り返す場合、VISAのスタンプですぐにページが埋まってしまいます。上記でも記載している通り、パスポート1冊につき1回だけページ数を5年10年問わず、40ページ追加することができます。

追加の40ページを超えてしまう場合は、更新(切替発給)、または新規発給の手続きが必要となります。

切替発給、新規発給ともに手数料として、
・10年有効のパスポート:合計16,000円
・ 5年有効のパスポート:合計11,000円
が必要となります。

海外出張など、頻繁に渡航される方では1年でページが埋まってしまうこともあるようです。

▶ケース2 ビザランで同一国に滞在する場合

パスポート,申請,5年,10年,比較バックパッカーや世界中を旅している方で、例えばタイが気に入り、3か月以上タイに滞在したいとなった場合、「在留届」やビザの更新で一度帰国する必要があります。

ただ、タイの滞在期限前に隣のカンボジア/ラオス/マレーシアのどこかに一度出国し、またタイに再入国しタイに滞在し続ける人もいらっしゃいます。これをビザランといいます。

ビザランで何度も同じ出入国を繰り返し、滞在していると、入国の際のパスポートチェックで理由を尋ねられることがあります。観光で何度も訪れることも考えられませんので、最悪の場合、ドラッグの密入国を疑われることもあります。

パスポートチェックで過去にどの程度入国したのかはスタンプやVISAで判明しますが、5年用のパスポートであれば10年用に比べ遡る期間が短くなっています。

以上の理由から、ビザランで同一国に滞在し続けるのであれば、5年間有効のパスポートの方が良いでしょう。

▶ケース3 結婚などで本籍や戸籍上の氏名に変更する予定がある場合

直近や5年以内に結婚や入籍を予定していらっしゃる方など、本籍地や戸籍上の氏名に変更する予定がある場合にもありますが、新たにパスポートを発行する必要があります。

そのため、すぐにパスポートが必要な場合は5年間有効のパスポートを発行し、戸籍上の記載事項が変更になってから、10年有効のパスポートを発行された方が良いかと思われます。

パスポートに関するよくある質問

記事製作:パスポートナビ

パスポートナビではパスポートの取得や更新についてや、全国のパスポートセンター・窓口について詳しく紹介しております。

またコロナウィルスによる入国規制などの情報もお届けします。

皆様の快適な海外旅行に少しでもパスポートナビがお役立てできますと幸いです。