パスポートの苗字・本籍変更|必要書類・料金・オンライン申請の手順

パスポート申請

結婚などで苗字が変わった、本籍を別の都道府県に移した――このように旅券の記載内容が変わる場合は、変更後の情報でパスポートを申請する必要があります。一方、住所だけの変更や、同じ都道府県内での本籍変更は、通常、旅券の変更申請の対象になりません。

このページでは、手続きが必要なケース、必要書類、オンライン申請、料金と所要期間を整理します。氏名変更の案内・関連リンク確認日:2026年9月8日。

必要書類オンライン申請料金受取までの日数

本籍・氏名・苗字変更でパスポートの手続きが必要なケース

日本のパスポート

変更内容 旅券の変更申請
結婚・離婚などによる姓や名の変更 旅券の表記が変わる場合は必要
本籍の都道府県が変わった 必要
同じ都道府県内で本籍を移した 通常は不要
引っ越しで現住所だけが変わった 通常は不要
性別の取扱いや生年月日が変わった 手続きが必要

本籍は現住所とは別です。引っ越しただけなのか、本籍の都道府県も変わったのかを分けて確認しましょう。漢字の姓が変わっても読み方が同じなど、旅券の表記が変わらない場合は扱いが異なります。迷う場合は申請先に確認してください。

根拠:東京都「氏名・本籍等に変更があった場合」

変更を忘れた・旅行が近いときは

旅券の表記に変更が生じたら、渡航前に申請先へ相談しましょう。「旧姓の旅券と航空券を合わせれば必ず渡航できる」と一律には判断できません。航空券、ビザ、電子渡航認証などの名義や旅券番号への影響も確認する必要があります。

結婚前に航空券を予約済みの方は、旅行会社・航空会社にも連絡し、旅券を変更する日程と名義変更の扱いをすり合わせてください。

新しい有効期間に切り替えるか、残り期間を引き継ぐか

パスポート申請の準備

新たな10年・5年旅券を申請する

2026年7月以降、通常の申請では18歳以上は10年、18歳未満は5年旅券です。新しい有効期間が設定されますが、現在の旅券の残り期間は上乗せされません。

残存有効期間同一旅券を申請する(18歳以上)

現在の旅券と有効期限が同じ、新しい旅券を申請する方法です。新たな10年旅券より通常手数料は低くなりますが、有効期限は延びません。2026年7月以降は18歳以上が対象です。

どちらの方法でも、新しく発給される旅券の番号は変わります。古い旅券番号を使った予約や渡航認証がある場合は、各手続きの公式案内で変更・再申請の要否を確認しましょう。

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氏名・本籍変更の必要書類

窓口申請では、次の書類が基本です。戸籍の変更が反映されたことを確認してから準備してください。

  • 申請区分に合った一般旅券発給申請書
  • 変更内容を確認できる戸籍謄本(全部事項証明書。申請日前6か月以内に発行)
  • 規格に合う写真1枚(申請日前6か月以内に撮影)
  • 現在有効なパスポート

戸籍抄本ではなく戸籍謄本を用意します。複数回の改姓・転籍などで、現在の戸籍だけでは変更の経過を確認できない場合は、追加の戸籍資料などを求められることがあります。特別な氏名表記を希望する場合も、事前に必要資料を確認してください。

写真は縦45mm・横35mmが基本ですが、顔の大きさや背景などの規格もあります。申請写真の注意点をご覧ください。申請書は窓口で入手するか、ダウンロード申請書を利用できます。

住民票は必要?

住民基本台帳ネットワークで確認できる場合、住民票の写しは通常省略できます。ただし、居所申請などは追加資料が必要になる場合があります。住所地以外で申請したい方は、居所申請の案内も確認してください。

氏名・本籍の変更はオンラインでも申請できる?

マイナポータルでは、パスポートの氏名や本籍の変更に関するオンライン申請を案内しています。マイナンバーカード、対応するスマートフォンなどを準備し、画面の申請区分に従って進めます。

戸籍の変更やマイナンバーカードの記載事項・電子証明書の更新が必要な方は、先に自治体で手続きを確認してください。オンラインでは戸籍情報の連携を利用できるため、紙の申請と提出方法が異なります。追加書類や補正の通知が届いたら、内容を確認して対応しましょう。

マイナポータルの旅券申請案内外務省の国内オンライン申請案内

変更にかかる料金と支払い方法

申請区分 オンライン 窓口
10年(18歳以上) 8,900円 9,300円
5年(18歳未満) 4,400円 4,800円
残存有効期間同一(18歳以上) 5,400円 5,800円

2026年7月1日以降に受理される国内の通常申請の金額です。前回の未交付失効などで別料金になる場合があります。支払いは受取窓口の案内に従ってください。全国一律に現金だけとは限らず、オンライン申請ではクレジットカードのオンライン決済に対応する窓口もあります。

手数料・支払い方法の詳しい案内外務省の手数料表(PDF)

変更には何日かかる?受け取りまでの流れ

  1. 戸籍などの変更内容と渡航予定を確認する。
  2. 申請方法と旅券の種類を決め、必要資料を準備する。
  3. 窓口またはオンラインで申請する。
  4. 補正があれば対応し、交付予定日を確認する。
  5. 指定窓口へ本人が行き、案内された持ち物と支払い方法で受け取る。

外務省は2026年9月1日付の案内で、7月以降の国内申請は混雑により交付まで約1か月を見込むよう案内しています。実際の日数は申請先や審査状況で異なります。以前の「1週間程度で受け取れる」という案内を前提に旅行を手配しないようにしましょう。

受け取りは子どもを含め本人が行います。オンライン申請でも郵送受取にはなりません。現在の旅券、受付票や受理番号に関する案内、支払いに必要なものなど、交付通知の持ち物を確認してください。

出典:外務省の交付所要期間に関する案内

本籍・苗字変更のよくある質問

同じ都道府県内で本籍が変わったら?

旅券に記載される本籍は都道府県名です。その都道府県名に変更がなければ、本籍を移しただけで旅券の変更申請をする必要は通常ありません。

旧姓を併記できる?

旧姓を確認できる場合など、旧姓の併記が認められる制度があります。ただし、新しい戸籍上の氏名に代わって旧姓だけを自由に使える制度ではありません。必要書類と航空券などの氏名表記は、申請先・航空会社に確認してください。

旅行までに間に合わないときは?

申請先の旅券窓口にすぐ相談し、あわせて航空会社・旅行会社に予約変更の条件を確認してください。変更前の旅券で問題なく渡航できると自己判断しないことが大切です。

旧姓を併記すれば、ICチップにも旧姓が入りますか?

旧姓などの別名併記は、ICチップには記録されません。戸籍上の姓の変更手続きと、旧姓の併記は別に考えます。航空券や渡航認証へ登録する名前は、旅券の表記を確認したうえで航空会社・発行当局の案内に従ってください。外務省Q&Aの旧姓併記の説明

残り期間が短い場合はどちらの申請がよい?

18歳以上で残存有効期間同一旅券を選んでも、期限は延びません。近い時期に再び更新が必要になるか、次の渡航先の残存期間条件を満たすかも含め、新たな10年旅券と比較してください。

名前や本籍に変更がなく、有効期限に合わせて切り替える場合は、通常のパスポート更新の案内をご覧ください。期限が切れている方は、期限切れ後の再取得で必要な準備を確認できます。

窓口での申請・受取を予定する方:全国のパスポート窓口土日の受取と混雑の調べ方