Q.パスポートの必要残存有効期間って?
パスポートは5年または10年の有効期限が定められており、この有効期限が1年未満になるとパスポートの更新(切替申請)が認められます。
※有効期限が1年以上残っていても赴任や留学などでの長期滞在の予定がある場合は、事情を確認できる書類を提出することによりパスポートの更新を行える場合があります。
詳しくは申請予定のパスポート窓口へお問い合わせください。
パスポートの必要残存有効期間って?
有効期限が1年未満となった場合はできる限り早めにパスポートの更新(切替申請)を行う事をおススメします。
その理由として、パスポートの有効期間が残っていれば日本から出国はできますが、国によってはパスポートの必要残存期間が定められており、この期間が残っていない場合入出国を認められないケースがあるからです。
※査証欄の余白ページ数も入出国時に求められる国もありますので、ご注意ください。
※パスポートの残存期間は切り捨てになります。
有効中のビザをお持ちの方、旅行会社等へ切替前の旅券番号で手続されている方はご注意ください。
国別パスポートの必要残存有効期間
日本人がよく訪れる人気の国でも、各国で入国時に必要な残存有効期間が定められている場合が多くあります。
渡航先国で必要とされるパスポートの残存有効期間が不足しており、渡航先で入国が認められず旅行をあきらめなければならないケースが多く発生しており、外務省でもパスポートの必要残存有効期間の注意喚起を行っております。
以下では人気渡渡航先を抜粋して掲載しております。
地域 | 国名 | 必要残存期間 |
中南米 | アメリカ | 帰国時まで有効なもの (入国時90日以上が望ましい) ※ハワイ:入国時90日以上 グアム:滞在日数分以上 |
アジア | 中国 | 入国時6カ月以上が望ましい (査証欄余白2頁以上) |
香港 | 入国時滞在日数+1カ月以上 | |
台湾 | 入国時3ヶ月以上 | |
韓国 | 入国時3ヶ月以上 | |
マカオ | 入国時滞在日数+30日以上 | |
タイ | 入国時6カ月以上 | |
シンガポール | 入国時6カ月以上 | |
ベトナム | 入国時6カ月以上 | |
オセアニア | オーストラリア | 滞在日数分以上 |
ニュージーランド | 入国時滞在日数+3カ月以上 | |
モルディブ | 入国時6カ月以上 | |
タヒチ | 入国時滞在日数+3カ月以上 (査証欄余白2頁以上) | |
ヨーロッパ | イギリス | 帰国時まで |
イタリア | 出国時90日以上 | |
スペイン | 帰国時まで有効なもの (入国時90日以上が望ましい) | |
ドイツ | 帰国時まで有効なもの (入国時90日以上が望ましい) | |
フランス | 出国時3カ月以上 | |
ベルギー | 出国時滞在日数+90日以上 | |
ポルトガル | 出国時3ヶ月以上 | |
オランダ | 出国時3ヶ月以上 | |
ギリシャ | 入国時滞在日数+3か月以上 |
またヨーロッパでは「シェンゲン協定」というものがあり、加盟国では3カ月以上の残存有効期間かつ、10年以内に発効されたパスポートを所持していなければなりません。
※シェンゲン協定加盟国:
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク
渡航日直前で残存期間に気づいて慌てて申請するケース、間に合わず更新(切替申請)を行わないまま渡航し、渡航先・経由地で入出国が認められなかった等もありえます。
また飛行機を乗り継ぐ経由地でも残存有効期間が必要となりますので、事前にパスポートの更新(切替申請)を行う事を強くオススメいたします。