パスポートの更新を忘れて失効した時の手続き方法って?
パスポートは有効期間が切れてしまう前に更新手続きを行わないと、失効してしまいます。
最近では外出自粛期間中に、有効期間が過ぎて失効した方がパスポート窓口へ申請に訪れ、コロナ前よりも窓口が混雑しています。
窓口でスムーズに手続きができるように、本ページではパスポートの更新を忘れて失効した時の手続き方法をわかりやすくご紹介します。
パスポートの更新を忘れてしまったら?
新型コロナウィルスより、海外では入国規制、国内では外出自粛期間などが影響し、多くの方のパスポートが期限切れで失効になりました。
パスポートが失効後、再度取得する場合、新規と同じ申請手続きが必要です。
パスポートの更新を忘れ失効してしまうと、更新手続きでは不要な書類の提出が必要となり、また2023年から始まったオンライン申請サービスも利用できないデメリットがあります。
パスポートの失効後、再度取得する方法
パスポートを再度取得するためには、下記5つの書類が必要です。
- 一般旅券発給申請書 1枚
- 戸籍謄本 1通 (戸籍抄本は不可)
- パスポートの申請用写真 1枚
- 申請者本人と確認できる書類(運転免許証やマイナンバーカードなど顔写真が入った身分証明書)
- 有効期間切れのパスポート
一般旅券発給申請書はパスポート窓口や区役所などで配布されており、また外務省のホームページでダウンロードすることもできます。
ネットでパスポートの申請書をダウンロードする方法って?
パスポートの申請用の証明写真はメガネや髪型など、注意しなければならない点があります。
詳細はパスポート申請写真の撮影時に注意することって?をご覧ください。
有効期間が過ぎたパスポートは、不正や複製を防ぐために穴あけ処理を行いますので、申請時に窓口へ提出してください。
上記書類の準備ができたら、住民登録がされている地域のパスポート窓口で手続きが行えます。
原則、住民登録がされている地域の窓口で申請しなければなりませんが、単身赴任や通学などの理由で、住民登録と現在お住まいの地域が異なる方は、他の窓口でも申請が認められる場合があります。
詳細は住民票の住所と現住所が違うけどパスポートの申請はできる?をご覧ください。
パスポートの期日は誕生日ではありません!
パスポートの更新は5年または10年に一回という事もあり、頻繁に海外旅行に出かけていない限り、更新期限がいつまでと覚えている方はほとんどいません。
他の身分証や運転免許証は誕生日の前後1か月が更新期限のものが多くあり、パスポートも同じ認識になりそうですが、パスポートは申請後パスポートセンターで発行された日から5年または10年後が更新期日となります。
パスポートの有効期間を過ぎても更新の猶予期間はあるの?
パスポートは有効期間が残り1年未満になると更新手続きが行えるようになります。
更新期限はパスポートに記載されている発行日当日までで、これを過ぎるとパスポートは失効し、また新たに申請手続きを行わなければなりません。
コロナ期間中にパスポートが失効したけど、延長や特別な猶予期間とかないの?
新型コロナウィルスの影響による、パスポート窓口の営業休止や影響時間を短縮などありましたが、外出自粛期間による有効期間の延長や猶予期間を設けるなどの措置は残念ながらありません。
ただ、2023年7月1日(土)~2023年9月30日(土)の期間中に海外旅行に出発される方は、日本旅行業協会が主催で、10年有効パスポートの新規・更新手続きを対象とした「パスポート取得費用サポートキャンペーン」が開催中です。
抽選で3,210名の方に8,000円分の電子マネーが当たりますので、該当期間中に海外旅行を予定されている方で、パスポートを取得するはぜひ応募してみてはいかがでしょうか。